【ミステリー小説】不気味な暗黒ミステリー紹介『許されようとは思いません』芦沢央

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こんにちは、Hisashiです。

今回は以前紹介した「火ないところに煙は」でお馴染みの芦沢央さんの作品を紹介していきます。本作品も前回同様不気味なものになっています。

それではいきましょう。

「許されようとは思いません」


許されようとは思いません (新潮文庫)

まずはあらすじです。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。だが売上伝票を見返して全身が強張る。本来の注文の11倍もの誤受注をしていた――。躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編。

https://www.shinchosha.co.jp より

これは一つ目の小説「目撃者はいなかった」のあらすじですね。このほかに闇深いキャラクター達がそれぞれ主人公を務めます。

著者:芦沢央

1984年生まれのミステリー作家さんです。

2012年、「罪の余白」で、第3回野生時代フロンティア文学賞を受賞し小説家デビュー。

2017年、「許されようとは思いません」が第38回吉川英治文学新人賞、2018年「ただ、運が悪かっただけ」が第71回日本推理作家協会賞短編部門の候補になってます。

その他作品「悪いものが、きませんように」‘いつかの人質」「バック・ステージ」など

本書の構成

本書は5つの物語から成る短編集です。

  • 目撃者はいなかった
  • ありがとう、ばあば
  • 絵の中の男
  • 姉のように
  • 許されようとは思いません

タイトルにもなっている「許されようとは思いません」を含めての5作品となっています。タイトルから気持ち悪そうなものが多いですよね。特に「ありがとう、ばあば」とか絶対嫌な終わり方しそうな雰囲気がありますね。笑

でも安心してください。本書のキャッチコピーは人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた暗黒ミステリー集ですから。特に何の問題もありませんね。

本書の魅力

本書の魅力は何と言っても読者を引き込ませる負のテーマとミステリー小説ならではのあっと驚かされる終盤です。

悪意、虐待、躾と暴力など目を背けたくもなるようなテーマを主として扱っており、全ての作品に緊張感があります。これにより読ませられてしまいます。どんどんと話に引き込まれていくのです。闇の引力は全てを引き込むと有名な大海賊も言っていました。

ただそれだけでは終わらずミステリー小説ならではの驚愕のラストシーンが魅力です。特に「姉のように」はこれが最高で、目を離さず読んでいたのにも関わらず一瞬で足元をすくわれ、今まで読んでいたものの景色が変わります。最後まで読んだら最初から同じ話を読み直し「あーしてやられた」と気持ち良さに浸れる事間違いなしです。ミステリー小説の面白いところである「どんでん返し」が楽しめる事でしょう。

まさに暗黒ミステリーというわけです。

まとめ

今回は芦沢央「許されようとは思いません」を紹介しました。

ミステリー小説が好きな方は一度読んでみては如何でしょうか。短編集ですので気軽に楽しめると思いますよ。

芦沢央さんの作品は今まで「火のないところに煙は」しか読んでいませんでしたが、他の作品も今度読んでみようと思っています。芦沢央さんが扱うような暗めの小説って結構好きです。

それでは、このへんで。

芦沢央さんのその他作品はこちら

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